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大学生フリーランスってどうなの?失敗しないための大学生向けフリーランスをプロが伝授

アルバイト以外で時給1,000円以上働く方法はないかな…
学生フリーランスってどれくらいで稼げるようになるの?
学生フリーランスとして仕事ができたらカッコイイのでは…

学生時代に、アルバイト以外で稼ぐ方法に「学生フリーランス」という理想的な動き方があります。

アルバイトと学生フリーランスとの違い

この記事ではのべ1,000人以上のフリーランス支援を行って来た私が、学生に向けてリスクやメリットをお話します。

【この記事を書いた人】
フリーランス・クリエイターの駆け込み寺
株式会社クリエイティブユニバース
樫本祐輝(カッシー@strive
1985年生まれ 岡山出身大阪在住 フリーランス歴14年&独立支援歴10年。Web制作会社→フリーランスWebデザイナー→ゲーム開発会社→マーケティング会社→NPO法人→フリーランス・クリエイター支援や法人向けコンサルティングで起業・法人化。UI/UXデザインや中小企業のDX支援を手掛ける。2012年よりフリーランスセミナーを大阪・東京にて開催。2013年から続く招待制クリエイターギルド「THE CREATIVE」(有料)。Adobeを始めとする様々な企業と共にクリエイター向け交流イベント「#クリエイター祭り」。家庭も大事にしずっと専業主婦の妻と3児のパパ。これまでお会いしてきたフリーランスは1,000人以上。詳しいプロフィールはコチラ

SNSで「新卒フリーランス」「学生フリーランス」と検索すれば何人かヒットしますが、実際周りにたくさんいるよという方はまだまだ少ないでしょう。居ても、一部の天才だけ。

この記事を見れば、凡人のあなたでも学生フリーランスとして活動することが可能かどうか全て理解できます。どういった選択肢があって、仕事獲得やお金の部分をどうすれば良いか、包み隠さず事実をお伝えします。

最後まで読めば、きっと「学生フリーランスについて」他の学生よりも段違いに理解できるようになるでしょう。

近年、学生の間にバイトではなくスキルを生かしてフリーランスとして仕事することや、新卒フリーランスもちらほら増えつつありますがまだまだ情報に乏しいのが現状です。

最近増えているUber Eatsのような拘束時間の少ない「ギグワーク」は、自分で単価やお客さんを決めることができないで当サイトではビジネスとして扱っていません。

【はじめに】 学生・新卒フリーランスの怖さとそれでも挑戦する理由

長年活動してきて、「上手くいってない新卒フリーランス」について分かりやすく解説した動画をご撮影しました。学生フリーランスが陥りやすい失敗ポイントです。また、その上でもやはりフリーランスになるべきだと思うことも紹介しています。

カッシーのフリーランス大学「フリカレ」

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1.学生でフリーランスとして活動することは可能か?

結論から言えば可能です。が、そんな簡単は話でもありません。

メリット・デメリット含めて学生のうちにフリーランスになること、新卒フリーランスとしてそのまま活動することについてご紹介したいと思います。

仮に就職を選んだとして仕事をする上でお役に立てる内容ですのでぜひご覧ください。

2.フリーランスとして学生でも挑戦可能な職業例

2-1.学生動画クリエイター

2023年一番取り組みやすいのは、学生動画クリエイターとして活動する方法です。

広告運用、YouTube、自社PR、クラウドファンディングなど動画が必要な場面はたくさんあります。そのためクラウドソーシングでも比較的募集がかかっているので、今日からでも取り組めば、最大5万円/月くらいなら稼げるでしょう。

プロの動画クリエイターからは信じれないかも知れませんがスマホひとつでフリーランスになったという人も珍しくない時代になりました。企画やセンス次第ではスマホさえあればできるもっともハードルが低い職業です。

数を重ねてスキルアップし、お金を稼いでAdobePremiereなどプロのツールやカメラなどを揃え、より高度な動画を作れるようになったり、マーケティング力を身に着けてYouTube運用のコンサルなど始めたりと様々なステップアップがあります。

実際食べていくためにはPR企画としてクラウドファンディングのPVや企業の採用活用のための動画といったBtoBの仕事ができるかどうかが重要なポイントになります。

2-2.学生デザイナー

イラストを書くのが上手だったり、デザイン・美術を勉強してきた学生は、そのスキルを有効活用することができます。

学生デザイナーとして、バナー作成、イラスト作成、Webデザイン、アプリのUIデザインなど。幅広くスキルを活かすことができますが、学校や趣味でする美術やデザインと、仕事での納品は全く別物。

納期や金額交渉はもちろん、依頼主の要望をしっかり組みとめれる力も求められるので難易度はやや高くなります。

また、有料のグラフィックソフト(例:Adobe Creative Cloud)なども必要になります。

最近ではバナー作成の応用でYouTubeのサムネイル制作の依頼もよく見かけます。ただデザインがすごいだけではなく、何のためのデザインなのか考えることができる人が重宝されます。

また、最近ではWebサービスを作る機会が増えているためエンジニアと連携できるWeb/UIデザイナーはとても重宝される傾向にあります。

2-3.学生プログラマー/エンジニア

最近、学生のうちからプログラマーやエンジニアとしてかなりの額を稼いでいる人が増えています。学生の間にアプリやWebサービスを開発するといったことも珍しくありません。

しかし、スキル習得のためのコストが多くかかるのと、取り組むハードルが高いことが懸念点。

難易度は高いですが、かなりの額を稼げることができますし、これからも重宝されるスキルなので推奨できます。

2-4.SNS運用/広報ライター

以前は当メディアでも「ライター」と紹介させていただいていたのですがYouTubeを始めとする動画需要やChatGPTの影響は大きいです。仕事獲得の難易度が上がり、本当に文章力や取材力がある、企画力がないと厳しい職業になりました。そのライターの代わり伸びて来きた仕事が「SNS運用/広報ライター」という仕事です。

Twitter、Instagram、Facebook、YouTubeなど企業のPRにSNS運用は欠かせません。しかし、業務中にずっとSNSに張り付いておくわけにも行かず、毎日の運用を外注する企業も多いです。

そのため低単価で委託できるのは比較的喜ばれ、場合によっては売上にも繋がるため比較的予算を作りやすいのが「SNS運用」です。

学生でもいくつかのアカウントを運用し、成功事例を作ることができれば運用相談をされることもあるでしょう。新規顧客開拓としてノウハウを提供できるので結果を出せば稼ぎやすい職業と言えます。

3.逆に学生にはオススメできない働き方

当メディアでは不可能ではないけど万人にオススメできない、難易度が低そうに見えて高い職業として次のようなものがあります。

社会的信用という意味でも親や友達に胸張って言えない働き方というのは、のちのち30代、40代となった時に辛くなるでしょう。

3-1.ネットワークビジネス系

学生の間、様々なコミュニティに参加すると一度は出くわすのがネットワークビジネス系です。

主な特徴に商材を販売するといいつつ、販売代理店に勧誘してくるケースが目立ちます。商材は本当に多種多様で化粧品・健康食品・鍋・アプリなどなんでもあり。

ビジネスを持つことのハードルは低そうに見えますが、実際に自分が商品を売った際の利益はかなり少ないため、月収何十万稼ごうと思うと凄まじい人数が必要だったりと非常にビジネスとして非効率なのが目立ちます。

騙されないためには当然ですが、ビジネスとして一度シミュレーションしてみるとよく分かるでしょう。

例)月収50万になるためには毎月自分の紹介者(○人)が化粧品を○○万円使う必要がある。または代理店となる人を◯人紹介する。10人に話して購入してくれるとしたら◯◯人毎月会う必要がある。そのための交通費やカフェ代は…という現実的な計算をしましょう。

紹介者の大半は最初の紹介料目当ての勧誘が多いので、「お金稼げたら教えて」と突っぱねても良いでしょう。

3-2.FX/バイナリーオプションなど金融投資商品の紹介

そもそも、FXやバイナリーは初期投資に数万〜数百万かかる上に、当たるか当たらないかのギャンブルです。おおよそ、損している人がほとんどです。

手数料でも損するような仕組みになっていますから、基本的には運営側にお金が回るようになっています。

バイナリーオプションの紹介を行えば、ある程度稼げるようになるかもしれません。(と言っても小銭でしょう)

FXやバイナリーの商品は、紹介として誰かを騙して誘い込むわけですから、もちろん恨みも買います。当然何のスキルも身につきません。「百害あって一利なし」です。

紹介された学生に高額な何十万とするローンを組ませたり、契約書など交わさずにビジネスを始めさせたりと残念なケースが目立ちます。

FXのプロの友人もいますが、実際に彼らは「チャートリーディング」のプロです。日々チャートを研究し、いつ勝負すべきか理解して稼いでい一種の職人的存在です。そういった一つの技術職として目指したいというのであればチャレンジしても良いでしょう。

3-3.片手間なアフィリエイト

2019年現在においてアフィリエイトは、正直かなり難易度が上がっています。

片手間に取り組んで、月に数万〜10万が手に入るような夢のある商売ではすでにありません。

ライティング、マーケティング。細かいWebにおける知識が必要になってくるので、学生で取り組むのは難易度がやや高いと言えます。

また、よくSNSで見かけるようなアフィリエイトも、半分詐欺のようなものも多くオススメできません。

楽して稼ぐみたいな甘い勧誘文句が多いですが、実際のところ結果を出すには何十何百と記事を書き続け、分析改善していく執念や熱量が必要です。

それを考えると既に結果が出ているメディアのライティングなどを経験し、ノウハウを吸収した上で自分でアフィリエイトサイトを立ち上げることをおすすめします。

2020/02/28追記 アフィリエイトについてプロの方にインタビューしたのでぜひ興味ある方はご覧ください。もしも本気でアフィリエイトしたい方はこれぐらいの温度感が必要です。

2021年現在、SEO(検索順位の上位表示)に置いては専門性、信頼性、権威性が必要とされていません。以前と比べてネット上の情報をキュレーションして記事を書けばアクセスが集まるというほど簡単ではなくなりました。そのため、アフィリエイターの法人化などが近年目立ちます。

4.学生フリーランスとして最初の仕事はどうやって獲得するのか?

4-1.サービスを使う

一番手軽な方法はクラウドソーシングやマッチング・紹介などのサービスを利用することです。

ただし、難易度は低い分ライバルも多いため、優秀な人や実績が多い人に仕事が集中しがちなので軌道に乗るまで苦労するかも知れません。

また、クラウドソーシングなどは企業側にとって「安価にフリーランスに発注できる」という印象があるため低単価なものが目立ちます。

趣味で小遣い稼ぎ程度であれば大丈夫ですが、バイトの代わりに稼ぐという点ではあまりオススメはできません。

どんな仕事があるかは「ランサーズ」「クラウドワークス」やスキルシェア系の「ココナラ」「タイムチケット」などで案件を探して見るとイメージが湧きます。

追記:実際にクラウドソーシングの役員の方とお話する機会があったので聞いたのですが、クラウドソーシングで生き残れる人というのはちゃんと安い提示額に交渉して自分の顧客を見つけていくため、案件はどんどん非公開になっていくそうです。もしも、本気でクラウドソーシングで食べていきたいと思うのであれば自分に必要な金額を計算し、交渉しましょう

4-2.営業活動を行う

一番純粋な方法が「営業」することです。

営業するというと売り込み→断られるみたいな印象が強いかも知れませんが、そのイメージは少し違います。

自分の出来ることを整理し、ポートフィリオやWebサイト、営業資料など相手のためのツールを用意して「お役に立てることはありませんか?」とお伺いを立てていきます。

間に合っています。必要ない。といった断られることもありますが、そのうち「ちょうど困ってて探してたんですよ」という「いますぐ客」に出会えたりします。

求人広告を出しているなど人手不足だと分かっている企業にメールしたり、異業種交流会などで名刺を持って参加したりと自分の強みが生きる場所を探して点々としましょう。

4-3.師匠を持ち、弟子入りする

意外とオススメなのがこの方法です。優秀なフリーランスは忙しく人手不足がち。そんな中なんでも手伝いますよ!と手を上げてくれる方はとても嬉しいです。

また、大学や専門の講師でもしてない限り、普段学生と接する機会は少ないため興味を持ってくれることも珍しくありません。

流石に一からソフトの使い方を教えるみたいな初歩からサポートは荷が重たいため、そのジャンルの仕事をいくつか経験して臨むことをお勧めします。

5.学生フリーランスとしての具体的な仕事の流れ・稼ぎ方

5-1.ステップ1 方向性を決めよう!

自分の得意な分野、興味のある分野を探しましょう。フリラボでは次のような選び方をお勧めします。すでに行きたいジャンルが決まっている場合はステップ3からお読みください。

5-1-1.Webデザイン/グラフィック制作

幼いことから服などファッションに興味があったり、家具や建築などデザインプロダクトのような設計された、アニメーションやゲームに惹かれる人にもおススメです。

また、Webデザインはここからプログラミングやライターはもちろんメディア運営やアフィリエイトなど様々な方向にいくきっかけを知れる総合的な仕事でもあります。プログラミングは高いけどライターではなんか満足できないという方にお勧めです。

また、デザインの仕事が幅広く、Web以外にもロゴ、チラシ、バナーの作成など多岐にわたります。チラシやバナー作成などは単価は安いですが営業ツールとして需要はずっとあるので手軽にスタートするにはオススメです。

5-1-2.ライティング(SNS運用/広報ライター)

とにかく考えたり、分析したりするのが好きな人にオススメ。言葉をたくさん書くので頭の中からするする言葉が出てくる必要があります。

どうしてこうなっているのか?この言葉の意味はなんなのか?など原因追求したり、はたまたバズ記事のようにエモーショナルな人の心を動かすような企画を立てれる方にも向いています。

インタビュー記事のライターも需要ある仕事の一つです。人と会うのが好きな人やその素敵な人をより多くの人に伝えたい方にお勧めです。

出版社関係や新聞など古くからライターと呼ばれる職業もありますが、学生がいまから参入しやすいのは商品を売るためにPRしたいWebメディアのWebライターや広報などが多いでしょう。

5-1-3.プログラミング/エンジニア

とにかく先進的なものに関わりたい方や、数学やロジカルシンキングなどが好きな方にお勧めです。決して情報工学部をでている理系な仕事かと思いきや基本英語で書くため以外と英語が好きな文系の方でも可能です。

ゲームを作る、AIやクラウドを活用して研究したりサービス作ったりと多様性は様々です。

紹介している職業では一番高給が望める仕事です。理想を高く持つのであれば今後もまだまだ需要が伸びていくプログラミングがお勧めです。

プログラミングは一度身につければ言語を切り替えたりもできるので働き方の可能性を広げるにはかなりおすすめです。

現在では海外に英語xプログラミングの留学なども流行っていますので学生のうちにいくのもありです。

5-1-4.動画クリエイター

普段からテレビやドラマ、YouTubeなどを見るのが好き、感覚的に「オシャレ」「かっこいい」「面白い」という感覚を大事にしたい人にオススメです。

注意したいのは副業としての動画編集と、プロとして動画を作る仕事の間の壁が分厚いことです。本来であれば編集プロダクションや撮影の仕事などを通じてプロになっていくのが昔は定番だったのですが最近ではSNSの普及によりプロの世界を知らないまま動画クリエイターになる人がとても増えました。

プロとして仕事するのであればやはりAdobePremiereは業界標準として身につけましょう。

よりMVやかっこいいプロモーション映像を作りたいとなるとAfterEffectsや3Dの技術も必要になります。

また、toB案件でYouTube運用の登録者数を増やしていくとなると分析する能力やマーケティングなどが必要になってくるでしょう。

ステップ2.仕事が出来るスキルを身に着けよう

行きたい方向性を決めたら次は実際に仕事が可能な段階までレベルアップしていく必要があります。流石に無料で一から全部教えてもらえることはなかなか無いので勉強する環境を手に入れる必要があります。

学習サービスを利用する

N予備校(おすすめ!)やProgateドットインストールなど学習サイトを利用して学ぶ。ただし、本当に基礎的なことしか学べないのでこれだけでOKだと思わないようにしましょう。

企業のオウンドメディア

企業が持っているオウンドメディアにはノウハウが沢山あったりします。応用のノウハウはこういった自分で情報収集したりして見つけていかなければなりません。

一例)

このように企業が実践的なノウハウを無料で公開しているところも珍しくありません。気になる企業がオウンドメディアを持っていないか是非チェックしてみてください。

スクールの体験に行く

スクールに通うお金はなくても体験に参加はできるでしょう。最初はとにかく知識が必要なので色々な体験に参加してみることもオススメです。

もくもく会に参加する

もくもくと作業するだけの会。もちろん質問などもOKで、その場に解決できる人がいてたら教えてくれます。IT系のイベントであれば「connpass」「Peatix」「TECH PLAY」などで様々なイベントを見つけることができます。

企業にインターン

学生であれば選べる選択肢がこれ。インターンの研修にデザイン、プログラミング、ライティングなどを経験させてもらえるケースも珍しくありません。プログラミングなどハードルが高い仕事にはいきなり実戦投入とはいきませんが、メディアでライティングなどは比較的多く体験できる企業もあります。

有料セミナーに参加する

ストアカなどで人気の講座を受ける。オンライン講座などもありますが、初期の段階はまずは聞ける相手を増やすことが大事なので実際にリアルの場で優先しましょう。

模写

独学力があり、可能であればスキルアップが一番早いのはこちら。既にあるものと同じものを作り、手になじませていきます。

Webデザインであれば好きなWebサイト。ライターであれば憧れの記事を一語一句同じ内容を書いてみます。プログラミングであればすでにあるものと同じ仕組みを作るなどです。

この行為は一見地味ですが、自分のスキルより高い人の哲学やノウハウを吸収するのに最速な方法です。

どうしてデザインのここに隙間があるのか?どうしてこんな表現をするのか?などなど自分とは違う考え方に沿って考えてアウトプット(トレース)していくことができるので自分のスキルの階段を一つ上に上がるのに実は最短の方法なのです。

ステップ3.実績・ポートフォリオを作ろう

人に見せれる・渡せる状態をまずは作らないといけません。

実績はポートフォリオは、お店で言うならば商品のイメージ写真のようなもの。どんな料理がでてくるか分からないというのは非常によろしくないので、最初の実績づくりは多少値段安くていいから用意しましょう。最初の0→1が肝心です。

大事なポイントは飲食店のメニューのように

  • 何がしたい人なのか?(どんなジャンル)
  • 何が得意か?(オススメ商品)
  • どれくらいの値段するのか?(料金)

という点に気をつけましょう。場合によっては社内に稟議に上げたりするのに必要だったりするのでPDFやWebサイトなど相手に渡せる状態が望ましいです。その上で上述の「4.学生フリーランスとして最初の仕事はどうやって獲得するのか?」で解説しているように営業活動をしてみましょう。

以前個人ブログの記事で「フリーランス 営業」で検索上位になっていた記事があるので紹介しておきます。

ステップ4.お金の意識

実際に仕事獲得できた方はおめでとうございます!

まずは仕事の意識はお金の意識からということで名義は自分の名前で大丈夫なのでフリーランス活動用の銀行口座を作るましょう。自分が仕事で稼いだお金がいくらあるのか?あとあと確定申告が必要になったりした際に時間短縮になります。

6.ビジネスをする以上「学生だから」は通じない・マナーやお金の話

ビジネスである以上、対価が発生するということは責任が生じます。仕事である以上「学生だから」「卒論が忙しいから」といった理由は仮に事実でも免罪符ではありません。

仕事である以上それらを踏まえた動き方、事前対策などをこなしていく必要があります。

例え口約束だとしても仕事として契約が発生していますので、友達感覚のままでは痛い目を見るでしょう。何か失敗すれば「所詮学生だから」と一蹴されてしまいます。そのため普通の社会人より意識して取り組む必要があるでしょう。

6-1.最低限のビジネスマナーは必要

学生だろうがフリーランスだろうが仕事である以上、ちゃんとした報告・連絡・相談は必要ですし、返事をする、連絡がとれる、納期を守るというのは仕事を遂行する上で当たり前です。例え素晴らしいスキルを持っていたとしてもこの部分が欠落しているととても印象が悪くなり、継続して仕事をしたいと思いません。

・相手に連絡先のある名刺を渡すこと
・感情的にならずに冷静に話を聞き対処すること
・敬語や失礼のない時間に連絡を取る

などなど、「相手を不快にさせない」「互いにプロジェクトを進める」ためにもこれらは必要なことです。

「学生です」と伝えると逆に不安がられることもありますので、学生である前に仕事のプロとして立ち振る舞うようにしましょう。

6-2.学生でも確定申告は必要

学生だったとしても、収入が発生すれば税金を収めなければなりません。個人で仕事をした場合、毎年2〜3月の時期に「確定申告」を税務署にしなければなりません。これは「納税の義務」なのでしたい・したくないという問題ではありません。目安としては20万円以上ぐらいから確定申告しましょう。

また、支払いがデザイン業などの場合、「源泉徴収」が差し引かれて報酬が払われた場合は確定申告をしなければ前払いしている税金分が返ってきません。

知識として知らなければ1割減額されてる?と勘違いして恥をかくケースもあるのでご注意を。また、必ず支払調書を持って確定申告しないと支払い損になるので要注意。

このように個人でビジネスをする以上、しっかりビジネスの世界のルールを知る必要があります。知らなかった。学生だからでは通用しませんので気をつけましょう。

6-3.扶養家族を外れても良いか?家族と要確認

現在扶養家族として親の健康保険に加入してる場合は注意が必要です。アルバイトやフリーランスとしての収益を合わせて年間103万円(通称103万の壁)を超えて扶養から外れると、親の税金が増えたり、社会保険料や所得税など税金を支払わないといけません。

そうなると今の固定の支払いに合わせて支払いが増えてくので思わぬ出費に驚くことになるでしょうが、国民の義務なので知らないでは済まされません。

いずれは将来設計が必要

先すぎてイメージができないかもしれませんが、個人事業主だともらえる年金が少なく、会社員と比べると信用面が低い(自動車や住宅ローンの審査など)など自由さ故のデメリットも存在します。最初は月額20万〜30万の収入があれば生活していけるようにも思えますが、例えば男性で結婚を考えるのであれば500万〜ぐらいは30歳ぐらい、子育てする予定の女性であれば最低でもパートやアルバイトと比べて割りが良い収入は確保したいです。

この記事ではあくまでアルバイトの代わりにフリーランスを提案していますが、いざ独立となるとこのような課題を解決していく視点も必要です。

フリラボではフリーランスは人生において自由な働き方をもって自分の理想を見つけるための期間としてオススメしています。自分の知らない世界を知り、一緒に働きたい人と出会い、何のために人生を使いたいかを知ることができます。

7.人生に役立つフリーランス経験

ビジネスをする以上、学生だから知らなかったでは済まされないお話をさせていただきましたが、もちろんメリットもたくさんあります。

7-1.自分でビジネスをするという圧倒的な経験値

社会には圧倒的に会社員や派遣・フリーターなどが多いです。そのような中で個人でビジネスを一から立ち上げて経験するというのはとても貴重な経験です。

アルバイトやインターンなどとは違い、自分で仕事を受け、納品し、請求書を送って入金確認し、確定申告する。このようにビジネスの流れを一通り経験する体験は大変貴重です。

サークルを運営したり、資格取得と違い学生でできる経験と違ってビジネスを一通り経験するというのは社会人でも経験を持っている人は少ないです。社会に対して自分一人身で手に入れた経験や報酬は会社員や用意された環境で手に入るものとはぜんぜん違う感動を得ることができ、それは強い自信になります。

7-2.様々なプロや経営者と出会える

職種・職場にもよりますが、会社に入ると営業など外部とやりとりがある部署じゃなければ限られた人としか会話できません。学生の自由さと会社員との自由さのギャップに驚く方もいるでしょう。

一方でフリーランスの場合、コワーキングを転々としたり、仕事によって一緒に仕事する人が変わったり、取引先に常駐したりなど色々と動いていくことができますし、一人の経営者として経営者と対等に話すこともできます。

フリーランスの場合どこで仕事をしても、どんな取引先と仕事しても自由なのでずっと同じ場所に閉じ困っている会社で働くよりは人の繋がりは増えるでしょう。

学生の間に様々なコネクションを持つことで、会社員になったとしても副業で継続的に稼ぐことも難しくありません。就職すると人のつながりが社内に集中してしまうので外との繋がりを持つことは大事です。

7-3.20〜22歳で独立したという経歴

学生の間はみんなができることなど協調性を求められる場所でしたが、社会に出ると人との違いやユニークさが求められます。経歴の中に20〜22歳で独立したというプロフィールは今後一生あなたの経歴として残るでしょう。(この記事を書いてる私は21歳で独立しました)

また、若くして独立しているという事実は一件若気の至りのようにも見えますがそのイメージを超えて仕事をしている人は若いのにしっかりしていると太鼓判を教えてもらえ、年上の経営者などにかわいがってもらえます。ある意味「若さ」という一つの強みがあり、それは活動していく上でもかなり重宝します。

30代を超えてくるとこの若さという強みは無くなり、「で、あなたは何ができるの?」とより実力や経験を問われます。

8.結果的にフリーランスを辞めて就職しても良い

フリラボとしてもフリーランスに関する情報を発信していますが、決してフリーランス=人生のゴールではありません。むしろ、自分で考えて行動できるという意味でも選択肢を無限に広げていくための体験がフリーランスのようなものです。

フリーランスとして活動していく中で一緒に働きたい仲間が見つかれば就職してもいいし、より特化して人の力を借りてしたいことが見つかれば法人化しても良いでしょう。フリーランスはあくまで手段でしかありません。

新卒の会社員ではできないようなことにチャレンジし、フリーランスの経験を持った上で本当に生きたい会社や業種に行くという長期で計画を立てて動くこともあるでしょう。

このようにフリーランスだから良いではなく、人生にとってその時間をどのように何のために使うのかが重要であることを忘れないでください。

実際にフリーランスになって数カ月後に優秀な人材を探している数ランク上の会社にスカウトされるといったことは20代では割と起こっても不思議ではありません。

9.チャレンジしたければ周りにプロの繋がりを持とう

学生の間にもしもフリーランスとして仕事をしてみたいという方は学生の繋がりを持つのではなく、実際にプロの繋がりがたくさん持てる場に参加しましょう。大阪・東京であればフリラボにご相談頂ければIT・クリエイティブ系のフリーランスコミュニティTHE CREATIVEも運営しています。

まるで企業にインターンするかのように働き方・仕事を仕方を業界のプロの先輩たちに教えてもらうことができるのも学生の間の特権です。

既に仕事獲得していて単価を上げたい、継続案件が欲しい方へ(2023.6.16追記)

学生がフリーランスで稼ぐためのさらに詳細な情報を記事を書きました。かなり具体的に学生フリーランスの問題点やここからすべきことを書きましたのでぜひご覧ください。

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