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【例文&動画あり】初めての営業メールの書き方 ※経験者のインタビューつき

あなたが仕事の獲得を目指すとすれば、一番最初のハードルは仕事を依頼してくれる顧客を探すこと、つまり「営業」です。

「私なんかが企業に連絡取って大丈夫なのかな・・・」
「相手に失礼があったらどうしよう・・・」
「断られたら怖いな・・・」

初めて個人で法人に対してメールを送るのはとても緊張したり、心配することでしょう。この記事では初めて営業メールを企業にお送りする際に役立てて欲しいとまとめました。

下記のような職業であればテンプレートを活用できます。

  • イラストレーター
  • デザイナー
  • 動画クリエイター
  • Webデザイナー
  • ライター
  • 音楽アーティスト

【この記事を書いた人】
フリーランス・クリエイターの駆け込み寺
株式会社クリエイティブユニバース
樫本祐輝(カッシー@strive
1985年生まれ 岡山出身大阪在住 フリーランス歴14年&独立支援歴10年。Web制作会社→フリーランスWebデザイナー→ゲーム開発会社→マーケティング会社→NPO法人→フリーランス・クリエイター支援や法人向けコンサルティングで起業・法人化。UI/UXデザインや中小企業のDX支援を手掛ける。2012年よりフリーランスセミナーを大阪・東京にて開催。2013年から続く招待制クリエイターギルド「THE CREATIVE」(有料)。Adobeを始めとする様々な企業と共にクリエイター向け交流イベント「#クリエイター祭り」。家庭も大事にしずっと専業主婦の妻と3児のパパ。これまでお会いしてきたフリーランスは1,000人以上。詳しいプロフィールはコチラ

動画で学ぶ「営業メールに書くべきことは?」

YouTubeのほうでも営業メールについてお話しましたので動画をご紹介します。役に立ったらチャンネル登録お願いします!

カッシーのフリーランス大学「フリカレ」

日本一フリーランスやクリエイターの生き方に詳しいマニアを目指しています!
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(※2023.7再開しました!)

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大前提として「相手の時間を奪わない」こと

営業メールは基本的には読まれないことを前提に考えなければなりません。まずどうして営業メールが読まれないかと言うと

  • 企業やビジネスマンにとって時間が無い
  • 信頼関係が無い人の言葉を信用できない
  • 相手がフリーランス・個人だとなおのこと信用ならない
  • ほとんどが必要ない捨てるだけの営業メール
  • 件名だけで不要と判断される

このように「読む理由」よりも「読まない理由」のほうが多いからです。

そのため営業メールというのは目に止まった限りなく限られた時間の中で「読ませる理由」をいかに作れるかが第一関門です。

あなたがどんなに魅力的でも、中身を読んでもらわなければ何も始まりません。仮にこの第1関門を超えたとしても、読んだからといって返事をくれるかどうか?という行動させることができるかどうか?が第2関門です。

営業メールの例文

実際が私が相談されたらアドバイスしているフォーマットを紹介します。フリーランスのイラストレーターを例に企業向け営業メールの例文を見てみましょう。

件名:件名:【Webメディア専門イラストレーターフリラボ】イラスト活用のご提案 ※サンプルあり

株式会社○○○ ご担当者様

突然のメール失礼します。
大阪でWebメディア専門のフリーランスのイラストレーターをしているフリラボと申します。

この度は新規にお付き合いしていただける企業様を探しておりご連絡させていただきました。

私は主に○○○や○○○などのジャンルを専門にやっております。
Webメディア専門としてスピードはもちろんのこと、
読み手に分かりやすくアクセスアップに繋がるイラストをご提供できます。

過去の実績としては

実績例01.○○○○のイラスト
→(詳細が分かるリンクや画像など)

実績例02.○○○○のイラスト
→(詳細が分かるリンクや画像など)

実績例03.○○○○のイラスト
→(詳細が分かるリンクや画像など)

そのほかご興味があればWebサイトにもたくさん掲載しております。
よろしければご覧ください。
(ポートフォリオのURL)

もしもご興味があればこのメールにご返信ください。
都内であれば打ち合わせが可能ですが、オンライン会議による相談も可能です。

○月中に限り、ご新規様キャンペーンとして3万円お試しプランをご用意しております。
詳しくは告知ページをご覧ください。
ご新規様キャンペーンページ:https://XXXXXXXXX

======
Webメディア専門 イラストレーター フリラボ
Webサイト:https://XXXXXXXXX
Email:XXXX@XXXX.com

では上記例文を解説していきたいと思います。

他の営業メールに埋もれない件名を心がける

まず最初にクリアすべきは「読まれる件名」を心がけることです。

メールのタイトルには次のような点を踏まえることがポイントです。

  • 有益性
  • 緊急性
  • 具体性

例えば次のようなタイトルだと、あなたならどちらのメールを開きますか?

例1:アポイントのお願い

例2:イラスト活用のご提案

例3:Webメディア専門イラストレーターフリラボよりご提案

例4:【Webメディア専門イラストレーターフリラボ】イラスト活用のご提案 ※サンプルあり

長くはなってしまいますが、例4は名乗り、目的を話しサンプルがあることまで案内しています。

自分の強みを明確にしよう

クリックしてもらうという最初の壁をクリアしたら、次の壁は「自分の強みが伝わる」ことです。

ビジネスというのはお金の取引が行われるわけです。

中途半端な方や「勉強させてください」「勉強中です」という方と取引したいと思うことはなかなか難しいでしょう。

まず相手に興味を持ってもらうためには自分が何が強いのかをしっかりと伝えることが必要です。先程のメールの例であればイラストレーターですので

  • 女性向けに○○なイラストが得意
  • 文字や背景を含めたデザインも対応可能
  • スピードが早い

などなど強みを伝え、声をかけるべき相手かどうか判断してもらうための、説明義務を果たす必要があります。

相談するキッカケにバッファを持たせる

よく営業メールだと「○○のご依頼があればご相談ください」みたいな書き方をされている方が多いですがその範囲が狭すぎることが多いです。

例:イラストのご依頼があればよろしくお願いします。

しかし考えてみてください。イラストが必要な時というのはどういうなのか?
ゲーム会社とかであればそのままでも良いかも知れません。でもその辺の中小企業などであればイラストオンリーで限定的な仕事というのはそれほど数が多くないでしょう。

例えばチラシ、名刺、Webサイト・・・いろいろなツールがあってその中に「イラスト」があります。

そう考えるとこう書くべきです。

例:イラストを使ったチラシ、名刺、WebサイトなどオリジナリティあるPRツールをお考えの際はご相談ください。

営業メールを読んだ相手がどう行動すれば良いか明確に

マーケティング用語で「CTA(Call to Action:コールトゥーアクション)」というものがあります。つまり読み手に行動を促すことを言います。

どうしようかなと悩んでる人にもうひと押し背中を押すためにお試しプランやキャンペーン価格など設けて行動する理由を用意してあげましょう。

例:
○月中に限り、ご新規様キャンペーンとして3万円お試しプランをご用意しております。
詳しくは告知ページをご覧ください。
ご新規様キャンペーンページ:https://XXXXXXXXX

ただし、あまりにも期間が短すぎる、急かしすぎるのは逆効果なので気をつけてください。

連絡先はしっかりと署名に入れる

署名はメールの一番最後の部分です。最後に目にとまる部分で実は意外と見てもらえます。そのため、自分の強み、メッセージ、見て欲しいURLなど記載すると良いでしょう。

例:
「クリエイティブな力でビジネスを加速する」
Webメディア専門 イラストレーター フリラボ
Webサイト:https://XXXXXXXXX
ブログ:https://XXXXXXXXX
Email:XXXX@XXXX.com

先輩たちによるメール営業経験インタビュー

身近でメール営業しているイラストレーターに取材しました。(執筆時2020年4月の内容です。)

千葉のビジネス系イラストレーターいまいさん

2019年のクリエイター祭り東京で登壇してくれた千葉のビジネス系イラストレーターいまいさんです。

駆け出し1年目の営業は、他のイラストレーターさんやクリエイターさんが実践していた営業方法を参考に手探りで始めました。交流会営業や電話営業などに挑んでみたものの、実際やってみると心理ハードルが高すぎる事が判明し早々に挫折。その後営業方法をメール営業へ切り替えました。

最初の20通くらいは全く返信がこなかったです。

正直「この方法で合っているのだろうか?読んでもらえているのか?」と躊躇する気持ちが物凄く沸き起こってきました。が、まだコツを掴めていないのだから、返事ゼロでもしょうがない!と自分に言い聞かせとにかくメールをたくさん送る事に集中しました。そうするうち、返信を頂ける確率がだんだん掴めるようになりました。

しかし、ある程度返事がいただけるようになっても「メール営業後ダイレクトに受注できる」というケースは稀で、見積もり金額の話になった後急に返事が来なくなる事もよくありました。

今考えれば、メール営業をする上で私のコミュニケーションスキルが不足していたのだと思います。(全体予算への配慮や、担当者さま心理に配慮不足な文章を送ってしまっていた)

そんな調子が続くので一喜一憂を繰り返していましたが、そのうち【営業=お仕事をする上で、自分と相性・感性・感覚の合う人を探すこと】と据えられるようになり、返事が来なかった事に一々執着せず前向きに取り組めるようになってゆきました。

営業に対して抵抗を持っている方は多いかもしれませんが、メール営業で出会ったクライアント様から初めてお仕事を依頼される時の喜びと充実感は、確実に次の一歩への自信をもたらしてくれます。

メール営業はお金がかからない営業方法ですし、やればやるほど手応えを掴めてくるので、営業1年目の方にはとても相性が良い方法だと思っています。「イラストの仕事を受注するには、まず何をしたらいいんだろう?」という方には、特にオススメしたい営業方法です。 

聞いたところ、いまいさんは営業メールで「ポートフォリオ」を送ってよろしいですか?とご案内しているそうで、興味を持って返事をくれた企業に次の写真のポートフォリオを送付しているそうです。

似顔絵イラストレーター谷町クダリさん

続いて似顔絵イラストレーターの谷町クダリさんにもメール営業についてお伺いしました。

全人類をアニメするというプロジェクト「似顔絵Z」

営業メールをはじめたきっかけ

もともと人見知りで営業が苦手でした。
初めはwebサイトでの集客に絞り、SNS発信をしてwebサイトへの動線にしたり、「イラスト 依頼」「アニメ 似顔絵」などの検索ワードで表示されるようにSEO対策としてブログ記事を書いたりしてきました。

でも、まだまだ私のサイトの認知は低いですし、アニメイラストを想定されてない方には、そもそも検索してもらえない可能性があります。

特に企業へのアプローチが弱いと感じていましたので、直接メールを送ってオファーをかけようと思いました。

1.ポートフォリオの送り方

ポートフォリオを郵送するのもいいけど、正直手間とコストがかかるのでPDFで送っています。でも重たいデータを送れないので、メールに添付するなら3MB内に抑えましょう。

私のポートフォリオはどうしても3MB以上になってしまうので、自分のサイト内にパスワード付きでポートフォリオのダウンロード先を作り、メールにURLを貼ってダウンロードしてもらっています。

そうするとwebサイトのアクセス解析から何社がダウンロードしてくれたかメール営業の成果を確認できるようになっています。

2.営業メールは自分に合った業種を絞って、たくさん送る

毎月最低50通は送っています。その中で返信などのリアクションがあるのは1割程度ですので、負担にならない程度で数を送ったほうがいいと思います。

ポートフォリオは、業種ごとに変えています。

メディア系でしたら例えばサイトのトップ画像にはめ込むモックアップを作ったり。インバウンド系でしたら、和風のイラストで、おみやげ物のグッズのモックアップなどですね。

自分の気に入っているイラストを載せるんじゃなくて、相手に具体的な活用イメージを持てるポートフォリオを心掛けています。

3.営業メール、そんなにすぐには仕事に結びつかないけど…

もちろん1番ほしい成果は仕事を依頼されることです。でも、メールで私のようなイラストレーターがいることを頭の片隅に覚えておいてもらうことができたら上出来です。

仕事はタイミングなので、すぐに依頼されることは稀です。でも知ってもらえれば、イラストが必要な機会が発生したとき、数か月先でも相談されることがあります。

また、以前に仕事を依頼されたクライアントにも年1回は営業メールを送るのがおススメです。担当者が変わってることもあるし、「こんな人いたなぁ」と思い出してもらうためです。

4.まとめ

直営業にくらべれば、メール営業のコミュニケーションスキルは、ハードルがだいぶ低いです。ある程度自分なりのテンプレートを作ってしまえば、業種や目的によってアレンジをすればいいだけなので、慣れれば楽ですよ~。

フリーランス支援のプロからのアドバイス

カッシー

営業メールは、できれば自己完結せず必ず人に見てもらうことをオススメします。できれば3名ぐらい実際に企業で働いている方や自分のターゲットに近い方に見てもらうのが良いでしょう。

記事の中でもご紹介しましたが

・忙しい中で埋もれずに見てもらうこと
・自分の強みを正しく理解してもらうこと
・わざわざ返事をするほどの「何か」があること


あたりがポイントになるので頑張って書いてみてください。

特に「これコピペだな・・・」と思われたら信用面は地に落ちます。必ず一言二言でも相手に合わせた文章を

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