こんにちは!カッシーです。
うちの招待制クリエイターギルドTHE CREATIVEでは毎年自己分析のための集中合宿を開催しています。
方針としてクリエイターとして活動していく中で何かしら”深み”が必要だと考えています。それはスキルだったり、業界知識だったり、クリエイターとして活動する動機だったり人によって様々です。
ただ「◯◯を創るのが好き」ではなく、どうしてクリエイターになったのか、クリエイターとして自分の未来をどうしたいのか?そういった”深み”をいつもとは違う場所で違う頭の使い方でしっかり深ぼる。それがこの合宿を開催目的です。
今回の合宿所は「静岡県立森林公園 森の家」
THE CRETATIVEの合宿は愛知・静岡と東京と大阪のメンバーが参加できる場所で開催しています。今回も大阪組は車2台で4時間、東京組は近くまで新幹線を乗り継いで集結しました。
当日は現地についたら吊橋とか森林浴を楽しんでワークを始めたかったのですがあいにくの雨。合宿を企画する側としては出鼻をくじかれる思いです。(ここ一週間ほど毎日天気アプリとにらめっこしてました)


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(森の家の情報)
静岡県立森林公園 森の家【公式】- 静岡県浜松市
静岡県立森林公園内にある研修・宿泊施設「森の家」のWEBサイトです。静岡県の方はもちろん、県内外のどなたでもご利用いただけます。広大な自然公園の中にあり…
〒434-0016 静岡県浜松市浜名区根堅2450-1
アクセス
車)新東名浜松浜北IC・新東名浜松スマートICから約20分
電車)天竜浜名湖鉄道・遠鉄電車「岩水寺」駅より徒歩約60分「西鹿島」駅よりタクシー約10分
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想像以上に良い雰囲気でギルドメンバーの感触も良く、合宿に来た感じがあってテンション上がります。
アイスブレイクに「ノンストップライティング」
今回は研修室として部屋をお借りしました。和室の離れなような空気感でとても居心地の良い場所。和の空間と畳が織りなす心落ち着く雰囲気と、雨が止んだことで小鳥のさえずりをBGMにアイスブレイクからワークを始めていきました。


クリエイターはブレストと相性の良い職業ではあるのですが、いざ「自分の未来・理想」をテーマに書けと言われると急に創造性が乏しくなりがちです。今回はアイスブレイクでノンストップライティングという「思ったことをとにかく書く」というトレーニングのリアルverをして、頭に思いついたことを書くこと、数が正義であることを最初にお伝えしました。
選ぶ権利は誰にも奪えない。ただ、あなたが手放すだけだ。


「未来の樹」を見つける1日目
この年一回の自己分析ワークでは「樹」に例えて根(Root)・幹(Trunk)・枝(Branch)・森(Forest)と徐々に木を育てるようにワークが進んでいきます。
自分がどのような価値観・判断軸・過去の経験の上に立っているのか、ワークを通じてあぶり出していきます。

そして今から次の未来に向けて伸びていくための「幹(Trunk)」を考えます。自分の未来に繋がるような目標設定やアウトプット、実績作りは何なのか、そしてそれを最大化するとどのような目標になるのか。普段「自分はここまでしかできない」とブレーキをかけている要素を壊して、本当に目指すべき目的をそれぞれ考えていきます。


日帰り組もいてたので、一日目の終わりに集合写真をまずは一枚パシャリ。


研修室の時間が終わり、夕食後にロビーに集まり続きをします。自分の未来のブレストである「枝(Branch)」は各自で進めておいてという宿題にしたので希望者はロビーに集まりさらに続きを進めていきます。



オンラインではできない、都会の喧騒を離れた場所で、しっぽりとした空気で話す時間はとても貴重であることを合宿を開催するたびに実感します。夜のとても楽しい時間でしたが、森の中の研修施設なので、お風呂が10時半までと早く、ロビーは10時過ぎに解散となりました。
クリエイターは自由人。早朝から起きてそれぞれの行動
朝、主宰であるカッシーは朝風呂に入る前に昨日雨で散策できなかった近所を散策することにしました。鳥と風の音をBGMにデジタルデトックスできる早朝散歩。
早朝にも関わらず、山の中で遭遇するメンバーもいれば、ロビーで仕事をしている人、ローカルのTVを見てる人、朝風呂を堪能する人などみんな思い思いに過ごしていました。
森林浴を疑似体験していただけるような写真をいくつかご紹介します。




「未来の樹」を見つける2日目

2日目は「森(Forest)」から始めます。クリエイターに限らず、経営者にも必要な要素として「レバレッジ(テコの原理)」がとても大事なのですが、頭では分かっていても何をすべきか、なかなか明確にするのは難しいです。
クリエイターの皆さんにレバレッジをかけるとは何なのか?それを理解してもらうためにもしもあなたがLv.100になったらどうなっているのか?自分の理想通りの未来を考えていただきます。

このワークの面白いのが、Lv.100同士の状態ならばどんなコラボができるか?未来のさらに未来の姿で相手とブレストするというワークです。創造する頭をどんどん未来に持っていって創造性を広げたり、未来にどんな選択肢があるのか、選択肢を増やしていきます。
これからの未来を語る〜ビジョンレポート〜
いよいよ最後はこれまで出してきたアウトプットの集大成として「ビジョンレポート」として自分がどのような人で何を大事にし、これから何をしてきたいのかをストーリーとしてまとめ発表していく時間です。


いよいよ発表の時間。一人当たり2分を目処に話せる人から発表していきます。普段何度も話したことがある人でも、知らなかったストーリーに触れることができたり、何度も参加しているメンバーだったとしても目標のアップデートが聞けて成長を感じたりと楽しい時間です。


そして、発表が終わるとそれぞれ感じたこと、応援したいメッセージなどを寄せ書きに。この合宿が良い思い出になるための最後のひと仕上げです。


空の街道


合宿が終わり、近所で昼ごはんを済ませたあとはせっかく晴れたということで吊橋を見に行きました。高所恐怖症な人、いざ進むと足がすくむ人と本格的な吊橋にドキドキしながら楽しい時間を過ごしました。
ひとしきり楽しんだ後、輪になって合宿の感想や今の感情をシェアして今回の合宿を終えることができました。日々生活する大阪・東京に向かって帰ります。

未来をデザインするのではなく、デザインしたくなる未来を創ろう
私がこれまで出会ってきた優秀なクリエイターは、皆総じて深みがあり、目標や理想があり、仕事へのこだわり・誇りがありました。でも、それは一部の天才や優秀な人だけの特権なのでしょうか?私は違うと考えています。
もともとNPOでニートの就労支援の経験を通じて「人は自分が成長するキッカケや環境次第で化ける」ということ。それを信じてこのクリエイターギルドを12年以上運営し続けていく中で「人生に情熱という火がつく」瞬間に立ち会ってきました。
それにたどり着くまでにはリスクや実現性よりも手が動いてしまうような”何か”を見つけることが大切です。この無限に行動できるエネルギーを生み出す”何か”がある人は本当に強い。だからそれを持っているクリエイターを生み出すためにこの自己分析合宿という場をデザインしています。
この合宿では2週間前まで「未来デザインCAMP」と名乗っていたのですが、「違う、そもそも設計したくなる未来を見つけるための合宿だ。設計じゃない」と、直前に「未来クリエイティブCAMP」とワーク資料の表紙を変えました。
クリエイターが頭で想像したアウトプットを見てみたい。そのために手を動かして作品や仕事をこなす。自分の人生もそんな風に自然と動いてしまう未来を描き、創造して欲しいと願っています。
以上、自分の未来の第一歩として自己分析と、そこから分かる自分の未来の可能性を改めて言語化し、行動に落とし込んでいく2日間でした。
※今回ACLCの春のキャンペーンを利用させて頂き、研修室のレンタル料に補填させていただきました!Adobeさんありがとうございます!
