フリーランスとして独立して食べていく!といっても実は色々な働き方があります。 おそらく大半の人は普通に企業から案件を依頼されて作る働き方をイメージするでしょう。
フリラボでは関西を中心にフリーランス支援をしてきた中でもWeb系の方は多いですが、状況や目的によって様々な働き方があります。
・稼ぎたい
・子育てしたい
・地方で仕事したい
・移動しながら仕事したい
などなどその状況に応じてWeb系フリーランスといっても働き方は多種多様です。
この記事ではWeb系フリーランスを例に色々な働き方があることを知ってほしいと、私達が知る働き方をまとめてみました。
実際にこれまで見てきたタイプを分かりやすく名前をつけて紹介している記事です。もしも新しいタイプを見つけましたらはてぶコメントなりツイートなりでご紹介いただけましたら参考にさせていただきます。
※Web系じゃない方は、自分のジャンルに置き換えて考えてみてください。
【この記事を書いた人】
フリーランス・クリエイターの駆け込み寺
株式会社クリエイティブユニバースCEO
事業戦略クリエイティブプロデューサー
樫本祐輝(カッシー@strive)
1985年生まれ 岡山出身大阪在住 Web制作会社→フリーランスWebデザイナー→ゲーム開発会社→マーケティング会社→NPO法人→再びフリーランス→フリーランス・クリエイター支援や法人向けコンサルティングで法人化。2012年よりフリーランスセミナーを大阪・東京にて開催中、2013年にフリーランス・クリエイターのクローズドギルド「TheCreative」を主宰。フリーランス・クリエイター支援に本格的に力を入れるため2017年に法人化。「#クリエイター祭り」など様々なイベントを開催する。家庭も大事にしずっと専業主婦の妻と3児のパパ。これまでお会いしてきたフリーランスは1,000人以上。詳しいプロフィールはコチラ
1.スキルで戦うThe傭兵 受託制作タイプ

ごく一般的なスキルを切り売りするパターン。一番イメージしやすいフリーランスはこの働き方でしょう。
基本オーダーメイドで見積もりして働く形式。多くの場合制作会社など最低限の知識ある方からの発注が多くを占めます。それなりにスキルや信用の積み上げがないと仕事来ません。直クライアントか代理店か、案件を実績として公開可能かどうかで将来が大きくスタイルが変わってきます。
スキルさえあれば未経験や年令問わず仕事できる半面、自由すぎるがゆえに技術面でも商才面でも要領の良さが問われるもっともフリーランスらしい働き方です。
例:
Webデザインできます。
WordPressできます。
PHPできます。
ランディングページできます。
Reactできます。など技術で訴求する。
メリットはスキルで勝負できること
- 数をこなしていくので新しい技術を覚えたり、知らない業種の知識を手に入れたりと成長しやすい
- 打ち合わせ以外ほぼ自宅やコワーキングなどで作業できる
- 需要の高いスキルであれば仕事を手に入れやすい
- どうなるか分からないスリル感をプラスにできる人向け
- いろいろな人と仕事ができる
デメリットは不安定で先の見通しが立たないこと
- 基本毎回オーダーメイドになるため安定性がなく、半年後一年後の予定が立たない
- コントロールの難しい働き方のため、多くの方が依頼されたら受ける自転車操業状態になりやすい
- Web系の技術進化が激しいため勉強しないと時代遅れになる
- 自分で休みを作らないとずっと仕事してしまい、体を壊すケースも多い
- 自分のことを知る人が居ないと依頼が来ないので紹介される程度の信用が必要
- 値段固定で非公開な案件ばかりになると身動きとれず成長もできないので詰む
- お金にしやすいがゆえに他の働き方にシフトするには相当余裕が必要
この働き方を目指すには?
この働き方はシンプルに自分のできることをちゃんと外に発信することです。Webサイトに実績を持っていたり、自分のサイトが他の人がうらやましがるクオリティだったり、作品作ったりと技術的なアウトプットをしっかりされていることがそのまま信用になります。
特にWeb系ではトレンドは大事。今何が流行っているのかしっかりとアンテナを張り、アップデートをし続けることが大事です。スキル=自分の武器なので、武器の手入れはしっかりとしましょう!
主に制作会社や何かしら売れっ子な企業向けサービスを持っている企業などの営業・ディレクターとの繋がりが重要です。また、企業じゃなくても同じフリーランスで後述するタイプの外注パートナーになるケースも。
2.イイとこ取りのバランス型!半常駐パートナー+受託制作

在宅と常駐のハイブリッド型。辞めた会社の仕事をそのまま請け負うパターンやセキュリティ上社内じゃないと駄目な仕事や時短の派遣契約、正社員だけど週3みたいなケースもこれに該当する半フリーランス状態。
常駐案件で最低限の収入を確保しつつ、空いている時間は挑戦したい案件にコミットするなどバランス取れるのが特徴。さらに安価に優秀な人にジョインしてもらえるため企業側は嬉しいです。
最初の受託制作タイプと違い、受注者・発注者の関係というより一緒にやっていくパートナー感がこちらはより強い傾向にあります。
メリットはチャレンジと安定の両立
- 最低限の収入安定があるため精神的に安心度が高い
- 常駐希望の企業は多いので仕事を手に入れやすい
- メリハリがあり、強制的にスタッフを会話もあるので仕事が進む
- 職場に自分と同じ職業が不在の場合は評価されやすい
デメリットは大きな仕事が受けにくくなること
- 完全ではないとはいえ時間と場所の制限が生まれる
- 安定する半面、一ヶ月毎日動かないといけないような案件が受けれない
- 時給制だと単価上限が限られる
- 評価が社員と対象にされる際にどういう優位性を持つかが問われる
- 業績が悪くなると契約を打ち切られることも
この働き方を目指すには?
現在勤めている会社と交渉してなるケースや、うちに就職しない?ってオファーをくれた会社と相談して週3だけコミットするなどして実現することが多いです。
その会社で困っていることを解決できるか、受託制作タイプで食べていけるぐらいのスキルが無いと交渉相手からしたら週3を受け入れる理由などがありません。それなりに専門性や大事な役割や責任を果たせるといった会社側にとっていてくれないと困るようなポジションを持てるかどうかが鍵です。
3.強みを生かしたパッケージ受託制作

受託制作としてWebサイトを制作するという意味では業務は同じですが、作業内容に一定のルールを設けてパッケージング化し、値段や仕様を制作者側が決めてそれに従って発注してもらう形式。 主に制作代理店などを挟まずWebサイトから直接依頼を受ける場合など。
自分の強み・やりたい業務に絞る分、内容をある程度共通化したり、理解のあるお客さんが来てくれたりとより特定のジャンルや業務に特化した働き方。
見積もりなど余計な業務をスキップできるためより制作など一番やりたいことに集中できます。 商品や金額が明瞭なため営業代行など外部連携や検索上位や広告から仕事を獲得するパターンなどがある。
例:
集客用オウンドメディアプラン
WordPressコーポレートサイト制作プラン
写真も文章もおまかせホームページ制作プラン
歯医者さん限定!開業ホームページプラン
メリットはより制作に集中できること
- 料金や内容が、明確なので紹介したり営業代行に依頼するなど連携が取りやすい
- ある程度情報を開示するので外部に対してブランディングになる
- 業務内容効率化のため一定水準のクオリティを維持しやすい
- 立場的に「お願いされる側」として融通ききやすい
デメリットは競合に対する差別化
- 料金や業務内容を開示するため外部と比較されやすい
- 同じ業務内容に飽きないことが前提
- 何をやっている人かイメージが付く
- 依頼してもらえる集客動線が必要
この働き方を目指すには?
需要が高い仕事やよく依頼される仕事を効率化するためにパッケージにしましょう。一からオーダーメイドで作ると高いけどパッケージのほうでやりたいことは叶えられますよ?と提案しましょう。
Webを詳しくない人からすると何がどうしてその金額になるのか分かりません。明瞭な商品詳細や料金表など掲載して信頼を得ましょう。
1の受託制作タイプよりもより中小企業と直接仕事したり、営業代行みたいな人から紹介されたりなどしますのでパッケージしたプランを受け入れてくれるお客さんとの接点を持てるかが重要です。
また、直で仕事を取るには検索で一位とか地域で一番知名度があればよりベストです。
過去にフリラボでインタビューした新レイヤさんなど写真を武器に「人間ラブドール製造所」としてパッケージ化した良い例ですね。
4.覚悟と稼ぎが比例する!サービス提供タイプ

これまでの受託制作とは違い、既に作られたモノや作られている仕組みを提供する形式。 WordPressのテーマ販売、有料Webサービスなど事業としてなりたつサービスを制作し提供するパターン。
受託制作と違い、1件売れても10件売れてもやることが大きく変わらずレバレッジが効くのが特徴。
大規模なWebサービスではなく、ニッチで月の生活費程度稼げるような個人でできるビジネスモデル。
誰もが羨ましい成功者っぽいイメージはコレ。規模が大きくなり法人化するケースも。
事例としてはこのメディアでも採用している有料WPテーマを個人で開発されてるSnowMonkeyのキタジマさんなどがあります。
メリットはレバレッジが効くので当たると大きい
- レバレッジが効くので時間やスキルの切り売りする受託制作よりも限界売上が高く時間も自由度が高い。
- 継続課金系だと積み上げで売上予測が立ちやすく信用面も大きい
- 意思決定でいえばほぼフルコントロールが可能
- 利益率高め(に設定しないと続かない)
デメリットは構築してから売れるまでの大変さ
- 集客動線を作るの大変
- 売れるだけの信用やオファーを考えるのも大変
- 長期的にサービスを運用していく体力やモチベーションが必要
- 制作だけではなくサポートにも時間取られる
- アクセスの多いブログなど新規見込み客との接点を持ち続けるための戦略や努力必須
この働き方を目指すには?
これはみんな憧れますが9割以上の方が何していいか分からないという傾向にあります。どうしてかというとWeb系の方はすでに他の人がすごいことやっていたら自分がやってもなという感覚の方が多いため、そう簡単にこれの答えを見つけれる方は少ないです。
狙って実現することもありますし、需要があることが当たって規模が拡大するケースもあります。この働き方にたどり着くには自分が得意なことで人の役に立てることに全力でエネルギー投下できるかどうかが鍵になるでしょう。
この働き方に到達できるWeb系の方は作る・ディレクション・マーケティングなど総合力に長けてる方が多い印象です。仕事は引く手あまたでも自分のためになる活動がしたいとシフトするケースがあります。
より多くの人にサービスを届けていくためにも、自分のサービスを通じて人を救える、役に立てるという確信や自信が継続していく上で超重要となります。
リターンも大きいですが継続的な活動や外から見た印象など考えると相当覚悟は必要で、自分の時間やお金を投資しつづけれ必要がありますが、大変さもある分達成できたリターンも大きいです。
5.大事さが伝わりにくい!保守・運用タイプ

WebサイトやCMS、サーバーやシステムの保守、ECの運用などサービスの稼働し続けることに対してコミットする働き方。居ないと困る大事な働き方ですが、とにかく裏方のお仕事。
例:
開発したWebサービスの保守
サーバーなどバックエンドの保守
ECサイトの毎月更新のルーチン業務
毎月のアクセス解析などレポート提出業務
メリットはトラブルが起きなければ暇なケースも
- 毎月保守費用が発生するので収入を積み上げやすい
- 専門性から任される場合はやりがいもある
- 何もしなくても収入が発生することも
デメリットは地味な割に責任が重たいこと
- 地味なためやりたがる人が居ない、後継者不足など引き継ぎに困る
- トラブル時の責任は重たい
- 作業量に見合わない契約をしてしまう詰む
- 問題が起きないことが大事だがそれゆえに評価されにくくコスト扱いされる
この働き方を目指すには?
システムの開発やメディアの立ち上げなど継続的なサービスの立ち上げに関与し、その際保守の重要性が問われた時に自分に矢が当たるかどうかが重要です。
サーバー周りであればAWSやクラウドに関するサービスの知識は必要ですし、メディアであればアクセス解析やバックアップ、分析などの知識が必要です。
如何に無くてはならない存在になれるか?が重要な働き方です。トラブルが起こると洒落になりませんが、どうせならば自分が作ったものを継続的に長く使って欲しいと思うのであれば保守・運用の提できるようにしておいてもいいでしょう。
企業からしたら固定費が増えるので、「なぜそれだけかかるのか?」の説得がポイントになります。自らの経験を持って将来起こることを説明して理解してもらえると良し。
例:
・メディアであれば記事数が増えた時どういうレイアウトにすればよいのか?
・WordPressの更新をプロに任せたほうがいいのか?
・なぜサーバーを監視したほうがいいのか?
・サーバーの管理やちょっとした更新をなぜ任せたほうがいいのか?
・などなど長期継続の経験をしっかり積みましょう。
こういう仕事出来る人居ないか?という流れでこの仕事にか関わるのと、後に紹介するコンサル系で仕事に関わるのとでは同じことやるにしても自由度や立場がぜんぜん違うので参考にしてください。
6.引きこもり体質なThe自由人。広告収入タイプ

アクセス数の多いブログやwebサービスなどを持っていて広告収入が入ってくるほぼアフィリエイター・ブロガー・メディア運営化した働き方。
ブログや作ったサイトが思いのほかアクセスが増え、自分のサイトを制作・更新することが主な業務。
掲載してる広告に直契約や成約保証などを獲得するとより強い。ここからさらに事業を自分で作って事業オーナーにシフトする人もいます。
サービス開発との違いは自分でフォローや決済が必要なサービスを用意せず、仲介に徹することで自分がすべきことを絞り込んだ働き方です。
メリットはとにかく抜群の自由さ
- とにかくマイペースに仕事ができる
- 時間の自由度は高い
- インフルエンサーのように自分が有名になる必要が無いのでリスクも少ない
- 最近はアクセスを多いサイトの売却も珍しくない
デメリットは広告主に依存すること
- なんとなく胸張って稼いでると言いにくい
- アクセスが増えるまでの積み上げが大変
- 収益が広告主やSEOに依存しやすい(過去にAmazonの報酬上限が最大1/4になったり、iOSアプリの紹介報酬がなくなったりなどの事例あり)
- SEOに依存している場合、Googleの動向に気を使う必要がある
- アフィリエイト案件や報酬が豊富になるとライバルが増える
この働き方を目指すには?
シンプルにブログを頑張るパターンか、世の中の需要に答えるメディアやWebサービスを作るかです。
可能であればアクセスは大いに越したことはありません。多くの方はブログを始める場合、自分の同業種に向けた内容を書くことが多いですが、収入目的でいくならば母数が多いジャンルにこしたことはありません。なのでWebの技術についてよりも趣味やトレンドのものを中心にやると良いかも知れません。
特にWeb系の方は何が広告かどうか判断できるのでアフィリエイトなどには向きません。
仮に月100万円欲しいと考えた時、紹介報酬が100円であれば単純に1万人/月のコンバージョンが必要になります。このように収入=ターゲット数x報酬単価となり、そのへんを考えて商材選びやターゲットを選べるかどうかも重要です。
実際にフリラボでは現役のアフィリエイターのインタビューをしましたのでその働き方の実態をご覧ください。
7.胡散臭いけども求められているコンサル系

優位性ある状態で企業とパートナーシップを結んで働く方法。単純にコンサル案件だけに限らず外部CTO、ジョイントベンチャー(共同事業)なども含まれる。
経営者など意思決定権がある人と進められ、事業の規模拡大すると自分も一緒に報酬が上がるような働き方。主体性も責任感も必要です。コンサルの知り合いが居ない方は胡散臭く感じるかも知れませんが、まっとうに優秀な人は引く手数多な状況です。
SEOや広告運用、Webサービスのアドバイザリー、クラウドのサービスを使った業務効率化などITコンサルとセットなど色々な関わり方がありますが、共通して言えるのはビジネスや会社の売上に直結する点。利益がでたり、余計な作業を自動化したりなど様々。単発で何十万とするコンサルや、月数十万で長期に渡る契約まで様々です。
パートナーになるまでは大変ですが互いに目的化一致しており、結果がでればその分恩恵があるのでやりがいはかなりあります。
メリットは直接意思決定に関われること
- 経営者の右腕ポジション
- 取引先のお金や人的リソースを動かせる
- 肩書やイメージから錯覚資産が増大
- 収入が高い(年収1,000万円とか普通にいる)
デメリットは優秀さ、必要性が問われること
- 継続的な付き合いが必要
- 結果を求められる
- 経営者や決済権ある人と会話できるビジネス知識が必要
- 胡散臭さもあるからこそ信頼・信用を維持する努力が必要
この働き方を目指すには?
ビジネス的な理解があり、経営者など上位層と会話できるかどうかが最重要。
経営課題の理解は本当の意味では平社員とかではわからないので経営者ならではの悩みや問題の理解があり、会話がスムーズにできるかどうかが重要。そのためビジネス面の様々な教養が必要になります。
1の受託制作と同じくオーダーメイドではあるが、こちらは作る内容を組み立てるのではなく会社が良い方向に向かうプランを作ります。その上でLPを作ろう、メディアを作ろうといった制作の話が生まれてきます。
この働き方をするためには相手にない強みをしっかりと提案できたり、その道のプロでライバルが少ないケースなど。
アウトプット・結果重視になるため場合によっては細かい技術に執着してられないスピード感が必要なケースもありますし、様々なことを決断・提案しないといけないので主体性がかなり問われます。
8.柔軟さや自由さを優先したパラレルキャリア

一つの職業のスペシャリストではなく、いくつかの職業をまたぐような働き方をしてるのがポイント。
マイペース・飽き性な方に多め。
半常駐と似ていますが、働く先によって担当する仕事が違うことが多いのが特徴。何やっているのか分かりにくいため職業=自分みたいな状態。
特定の分野のプロとして働くというより、自分が好きな人・場所・時間で仕事したい人に多い印象。
特に身軽さ重視で稼ぐ以外のことが優先なことが多い。
例:
Webデザイナー+ライター
Webデザイナー+ハンドメイド
Webデザイナー+講師
Webデザイナー+カメラマン
Webデザイナー+一般職やアルバイト
といった感じで複数の働き方・職業をまたぐ働き方。
メリットはとにかく身軽さ
- 明日は今日と違うことしたい人
- どこかの組織に依存したくない人向け
- 飽きない
- 責任が低めなタスクが多く身軽る
- やりたいことのために最低限の収入が必要な人に
デメリットは紹介してもらえる接点が無いと実現しにくい
- 色々なことしていてスペシャリスト感薄い
- なりゆきな人が多いので狙ってなる感じでもない
- 担当する仕事にもよるが信用は薄め
- こういうこと出来る人居ませんか?って繋がっていくのでコネが必要
この働き方を目指すには
この働き方をするにはスポットで働ける技術をたくさん持つことです。何かの技術にこだわると言うより相手をサポートしたいといった気持ちのほうが重要になります。
例)
・Webサイト制作/更新
・ライティング
・SEOコンサル
・バックオフィス
・バナー制作
・広告出稿・管理
・経理・事務
・受付・イベント運営・ファシリテーション
・システムテスト要員
などなど
正社員を雇ってフルタイムでお願いするほどではないけど・・・という部分をカバーできるかどうかになります。
チャンスや機会が巡ってきた時にパッと滑り込めるフットワークの軽さや決断力が必要です。
9.出来る大人のチャレンジ!場作りx受託制作

受託制作で優秀な人はある程度仕事を回し、チームを作って法人化して制作をたくさん回して・・・という方向は違うという人が行き着くのがこちら。
Web制作しながらカフェ・コワーキング・スクールなどを場所を運営する併用型。
本業である程度利益がでていて、次のステップにやりたかったことに挑戦したいケースや、何かしらの理由で譲り受けたり、物件のオーナーから投資されて開業するパターンなどがあります。
新規で始める方は公庫や銀行などから借り入れして始める人が印象としては多いです。
例:
Webデザイナー+カフェ/バー
Webデザイナー+コワーキング
Webデザイナー+スクール
Webデザイナー+貸しスペース
Webデザイナー+シェアオフィス
メリットは抜群のやりがい感
- チャレンジ精神ややりがいがある
- オーナー感
- 自分の世界を構築できる
- 夢を叶えた感
- お客さんの反応を自分で確かめれる
デメリットは責任やタスクの多さ
- 優秀な人じゃないとできない(超大変)
- 本業に稼ぎに余裕があることが前提
- 借り入れするにしてもそれなりに信用やキャッシュフローが必要
- イベントで忙しい
- 場から離れるのに人の協力が必要
関西でフリーランス+場作りの参考
私達が知る優秀なWebデザイナーの方々が運営されている場所をご紹介します。
高橋直通さんが運営するWebスクール「Creator’s Factory」
岡田大誠さんが運営するコワーキング「SHINCRU」
参考インタビュー記事
高橋美幸さんが運営するカフェ「親子カフェ Laugh Rough Laugh」
参考インタビュー記事:
深沢幸治郎さんが運営するコワーキング「JUSO Coworking」
瀬口理恵さんが運営するカフェ「Cafe R」
この働き方を目指すには?
とりあえずメインの仕事で月50万は下回らないぐらい安定して稼ぎましょう。
恐らく普通に順当なルートで一から目指す場合、公庫や銀行から借り入れするパターンが多いため、毎月のキャッシュフローがあることが重要。事業に予算をちゃんと投資してくれると見込んでもらえる必要があります。
また、借り入れして事業を動かす時に周りに手伝ってもらえるような人材がいるかどうかもポイントです。家族でもいいですし、付き合いの深い仕事仲間などもこの人手不足な時代において貸す側としても見ておきたいポイントです。
文字で書くとさっぱりしてますが実際にこれができるWeb系の方はかなり少ないと思います。実際私達の周りでこれが出来る方は少なく、スキルも人柄も含めて仕事できると評判になるような方が多い印象です。
当然ですが、制作の仕事で自分の時間の9割使ってるような自転車操業状態な働き方してると場所を運営する余裕が持てないでしょう。
あとはどういう物件が良いのか判断つくように不動産系の知り合いは持っておいたほうがいいでしょう。
フリーランスとして独立するならどの働き方が良いか?
ワーク・ライフスタイル重視で考えよう!
様々な働き方をご紹介させていただきましたが、どの働き方がベストかはどのようなライフスタイルを選ぶかによります。
例:
受託制作→ 自分で休みと決めない限り常に忙しい
サービス提供・広告収入→ スケジュールもすべて自分で決めて動く主体性が必要
コンサル→ 稼げるが責任も重要
このように働き方を選ぶと、ライフスタイルもある程度決まってきます。特にこれじゃないといけない。というわけではありませんが状況に応じて選択肢があると思っていただけたら幸いです。
将来をシミュレーションしよう
今すぐというよりも将来を想像・シミュレーションしていくことでも何がベストか考えるキッカケになります。
結婚・子供を育てる。理想の場所で働きたい。カフェをやってみたいなど将来の理想を逆算して働き方を選ぶのも一つの手段です。
例:
今は下請けだけど、将来親の介護があるから時間や場所の自由の効く働き方にシフトしていこう
コンサルで稼いでお金を貯めてカフェ併設のオフィスを手に入れたい
子育てしながらでも収入や営業できるように広告収入で働けるようになろう
予定は未定。だからこそ大事なこと
とはいっても先の予定はなかなか見えないもの。だからこそ今自分ができる働き方でしっかりと実績や人の信用を積み上げることが重要です。
働き方はたくさんありますが、別の働き方にシフトしたい時に実現できる余力を残して置きたいです。受託制作で毎月ギリギリの生活・・・となると途中で辞めれないため、可能な限り上のフェーズに食い込んでいく努力は必要です。
幸せの定義は自分で追い求めて探す努力を
色々なWeb系フリーランスの働き方をご紹介させていただきましたが、これはあくまで一例に過ぎません。私達がまだ見ぬ働き方があるかもしれませんし、恐らくこれから新しくでてくるものもあるでしょう。だからこそ枠に囚われずに自分だけにしかできない働き方を探し続けてみましょう。
以上Web系フリーランスの働き方紹介でした。また新しいものがあれば追加させていただきますのではてぶコメントやフリラボTwitterにリプ貰えれば検討して追記していきます。
記事:カッシー(@strive)