
コロナ禍の影響もあり、今後の人生に不安を感じる方が多く増えたことにより「自分の力で稼がなければ!」と副業やフリーランスに興味を持つ方が増えています。しかし、次のような悩みをよくお聞きします。
- どのような順番でスキルを覚えればいいか分からない
- 企業とのやりとりがイメージ沸かない。知り合いからしか仕事受けたことがない
- お金や確定申告など全然わからない
- 実際にフリーランスでやっている知り合いがいない
- 本当に今の方法であっているのか自信がない
- スキルはあるけどビジネスの知識を持っていない
このような問題は進めば進むほどたくさん出てきます。
世の中にはオンラインサロンやスクールはたくさんありますが、実際のところ
- スキル(スクールなど)
- 知識(ネット検索や書籍)
- 有名な人の成功体験(オンラインサロン)
などは手に入る場所は多いですが、実際に自分がフリーランスとして
- 営業(顧客の開拓)
- 金額交渉や見積もり
- 自分にあった働き方の構築
- 横のつながりの悩みの共有
などを踏まえて食べていけるイメージを持てる環境はなかなかありません。
そのため、これからフリーランスを目指すという方にぜひともコミュニティ等に属し、実際に活動されてる方の「温度感」などを知り、本当に自分がフリーランスを目指すべきなのかどうなのか?を必ず知っておいてほしいと思います。
フリーランスは「自分で考えてなんぼなんで、コミュニティとか学ぶとか言うてる時点で適正がない」という意見もありますが、誰もがみんな当たり前にそれができるわけではないので、どちらかというと「主体性を持つためのステップアップとしてのコミュニティ」とお考えください。
この記事ではこれからフリーランスになりたい!と思った方に実際にフリーランスになるために必要なものが何か、そしてそれを解決するために弊社が提供するフリカレ支援事業 フリーランス支援のコミュニティ「TheCreative」を例にどんな活動をしているのかご紹介します。
TheCreativeとは、フリラボを運営する株式会社クリエイティブユニバースが提供する2013年より続くフリーランス・クリエイター支援の有料コミュニティです。スキルを身に着けて独立を目指したり、ビジネス感覚を身に着けてより単価アップに挑戦したりするための環境を用意しています。現在クリエイターやプログラマーを中心に大学生からフリーランスまで70名ほどが在籍しています。スクールやオンラインサロンと違い、後方支援をする事務所的なサポートをしています。
【この記事を書いた人】
フリーランス・クリエイターの駆け込み寺
株式会社クリエイティブユニバースCEO
事業戦略クリエイティブプロデューサー
樫本祐輝(カッシー@strive)
1985年生まれ 岡山出身大阪在住 Web制作会社→フリーランスWebデザイナー→ゲーム開発会社→マーケティング会社→NPO法人→再びフリーランス→フリーランス・クリエイター支援や法人向けコンサルティングで法人化。2012年よりフリーランスセミナーを大阪・東京にて開催中、2013年から続く有料フリーランスコミュニティ「TheCreative」を運営。「#クリエイター祭り」など様々なイベントを開催する。家庭も大事にしずっと専業主婦の妻と3児のパパ。これまでお会いしてきたフリーランスは1,000人以上。詳しいプロフィールはコチラ
大事にできる横の繋がりを持てるか?

あなたが最も知るべきことは、そのコミュニティにいる「人」です。
実際問題参加してる人のレベルが高ければいいかと言われるとそうでもありません。高すぎると刺激にはなるけど真似できない、距離があり過ぎるといった意見が目立ちます。一方で低すぎると楽で楽しいけど本当に実現できるのか怪しいと感じてしまいます。
そのため、そのコミュニティに初心者から実際に食べていけてる方までグラデーションのように揃っていることが望ましいです。できれば定期的に新しい人が増えたりと新陳代謝があるとベストでしょう。
自分で言うのもなんですが、良いプロを目指したり、フリーランスを目指すという目的があるコミュニティというのは知名度や会員数ではなく、そこに参加している人たちがどれだけ成長しているかを実感できることだと考えます。
そのため、どんな人がどんな風に過ごしているのかによってコミュニティの文化が変わります。一部のコアメンバーが全体を回しているのか?入会したばかりの人でも交流の輪に入っていけるのか?そういった部分を知るためにもすぐに入会を決めずに一度体験することオススメしたいです。

最年少は20歳〜上は30代後半、Web系、イラストレーター、デザイナー、プログラマー、マーケッター、大学生、士業など様々なジャンルの方約70名が所属しています。ワークなどでは話しやすい4-5人でグループにしたりなど空気づくりを大事にしています。
また、横の繋がり・成長を促進するために全体イベントでの紹介や、ワークでの自己紹介の回数、知らない人としゃべる機会はかなり多いです。そのため、今から自分でも入っていけそう感を感じてもらえることが多いです。
サークル活動して、自己分析のワークやフィットネス会社とコラボした活動、Discordを利用した音声交流などももあります。
いつでも相談できる環境があるか?

フリーランスでやっていく、又はフリーランスを目指すためには様々な挑戦や準備が必要です。
特に独立するとタイムイズマネーで「時間」がとても貴重です。
悩めば悩むほど時間が過ぎていくため、その分創作や稼げる時間が失われていきます。フリーランスを目指すためには小さな悩み事を素早く解決していく必要があるのです。
フリーランス系で緊急度が高く、悩みのタネとして多いのは次のような問題です。
- 仕事の単価設定
- 金額の見積もり
- 交渉のためのメールの返事など
- 自分のSNSやポートフォリオの客観的意見
- 自分が詳しくないジャンルの買い物(パソコン、高級チェアなど)
- お金関係(確定申告・税金・補助金)
- とある仕事で起こったこと、これ普通ですか??
- WordPressなどをカスタマイズしたいけど分からない、崩れたなど
このようなとき、素早く解決できればいいのですが、刻一刻と時間が過ぎていくとストレスにもなります、仮にSNSなどオープンな場に聞くと様々な意見が集まり判断が難しいこともあります。
その点、コミュニティでは解決に対して最低限信用と信頼を持って対応しますので人や情報に振り回されなくて済むでしょう!

TheCreativeでは月1の全体ワーク「#mix」をはじめ、週3回(火曜日昼・夜、木曜日夜)の集まりがあり、常に動いている感があります。
また、Slackというチャットツールを利用してフリーランスに関する質問をすばやく回答してくれる環境があります。クライアントのメールに困った!1人で判断できない問題が発生した!パソコン壊れた、、何を買えば?そんなときにすぐさま相談して解決することができます。
基本主催のカッシーがSlackの前にいることが多いので、大抵の質問にはすぐに回答してくれます。
新しいことに挑戦できる機会があるか?

人生全部自由がいいのかと言われるとそうでもなかったりします。
定期的に新しいことに挑戦していかないと、自分のスキルや市場価値を上げることはできません。そのため、定期的に新しい取り組みをコミュニティという場から提供することは非常に重要です。
座学として勉強するだけ、聞くだけという環境では学校みたいになってしまいます。フリーランスとしてやっていくためには自主的に作品・実績を作ったり、営業したりとどんどん主体的に行動していく必要があるため、新しいことに挑戦したり、古い何かを捨てることに慣れておいたほうがいいでしょう。
もしもこれを読んでいるあなたが、オンラインサロンやコミュニティに属したのであれば、積極的に参加していきましょう!
見る分にも学びはありますがやはりやってみて初めて得られるものが多いので、知識と行動では大きな差がでてしまいます。
また、これまで数多くのフリーランスを支援してきましたが、やはり結果を出せる人は「参加すると決めました」と覚悟を決めたら中途半端ではなくしっかり参加し続けることで自分の壁を壊すという流れが多いです。
自分の新しい道を切り開くには、ある程度熱量がいると知っておいてください。そうでなければ、他に人に簡単に真似されてしまったり、時間が立つと状況が変わったりするので今必要だなと思うときに集中することをオススメします。

TheCreativeでは「20%成長」をミッションに掲げており、毎年何かしら新しい挑戦をすることを推奨しています。そのため、新しいことに取り組みを応援するためのアワードや、企画立ち上げの支援など行っています。
特にグループワークとして開催している「#クリエイター祭り」では、新しい試みや時代に合わせたアップデートなどをしており、これから動画を覚えたい、プログラミングを覚えたい、実績を作りたいと言った新しい挑戦のてんこ盛りで実現するクリエイターのお祭りイベントです。
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必要最低限のビジネス知識を学べるか?

これまでフリーランスを支援してきて皆さんがとても困るのが「ビジネス知識」です。なぜなら多くのフリーランスになりたいと相談される方は
「スキルを生かして食べたい」
「自由に働くフリーランスのライフスタイルがいい」
といった理由から目指す方が多いからです。
つまり、「ビジネスの知識」を持っている人は、単価や仕事の仕方、営業やお金のことなど知っており困らないためどれだけイベントなど開催しても相談に来られることは滅多にありません。
これらの知識を持っているかどうかで日々の意思決定が大きく変わることでしょう。
特に見積もりに関しては、自分のスキルベースで考えるのが最初の一歩ではありますが、相手の業界業種や関わり方、そのビジネスの将来性など色々な点を踏まえて交渉したり、条件を考えたり、場合によっては契約書を交わしたりします。
また、ビジネスの勉強は「何かを学びたい」と思うことができれば本でも動画でも情報は多いですが、実際には「今この瞬間知識として持ってないから困った・・・」という事が多く、事前にある程度網羅した知識を持っていないと難しいのが実情です。
だからこそすぐに回答してもらえる環境があるのはとてもアドバンテージがあることに繋がります。
また、「私はクリエイターやアートがメインで、ビジネス知識には興味ない・・・」というのは簡単です。もちろんめちゃくちゃ詳しくなる必要があるわけではなく、人に騙されない程度に「なるほど、そういうのがあるのかー」と知っておくだけでもかなり自分に降りかかるリスクを減らすことができることをお約束します。
フリーランスとは言えお金を稼ぐ以上、「ビジネス」なので、そのビジネスのルールを知るというのは自衛するにも攻めるにもとっても大事なことだと知っておいてください。

TheCreativeでは「基礎知識」という大学生にも分かるレベルのビジネス知識を取り揃えています。これらを勉強し、アウトプットするワークも用意しており最低限の土台として理解することで自信を持って単価を決めたり、今後の方針を決めたりできます。
ある程度経験と自信がついてくれば
・自分自身のサービスなどの立ち上げもできる
・その知識を持ってお客さんに提案する幅も広がる
・世の中から知れる情報が増え、経営者とも話がしやすくなる
といったことにもチャレンジできるようになります。(例:似顔絵、絵本、メディア、Webサービス他)
自分にあった働き方を探せるか?
フリーランスで、最も大事なことは「自分にあった働き方かどうか?」ということです。
有名な方の意見や自分が想像するイメージに振り回されて自分に合わない方法を選んでも正直続きません。
例えば営業一つとっても
- SNSで楽しくコミュニケーションをとりながら仕事獲得
- 人の紹介や対面で人柄で仕事獲得
- Webサイトの検索からお問い合わせしてもらう仕事獲得
など方法によって自分の活かし方も違います。フリーランスを目指すというのは、ある意味自分自身の自己分析に繋がります。
チャレンジしていくと
- お金はもらえるけどやりがいを感じない
- お金は少ないけどやりがいを感じる
- お金もやりがいも微妙だけど関わってる人はとても好き
このようにいろいろな状況におそらく遭遇するでしょう。そんなときに「どれを選べばいいのか?」と悩む人がとても多いです。
このとき、「何が正解なのか?」を皆さん考えますが、実は重要なのは「自分にとって一番成長でき、幸せに繋がるのはどれか?」を考えなければいけません。
楽にお金がもらえて責任も楽なのであればアルバイトやクラウドソーシングで稼ぐのも悪くはないでしょう。でも、自由な時間を手に入れたい、欲しい物を買いたいと思うのであれば目の前のメリットよりも遠くにある大きな結果を取りに行くことも必要です。

TheCreativeでは自己分析を主体とした「自分のコンセプト(理念)を考えてください」というクエストを与えます。実際にこれを決めるのに2−3年掛かる人もいますし、数年ごとにアップデートを重ねて答えに近づけていく人もいます。
大事なのは自分が何をどうしたら幸せになれると思えるか、また誰に対して価値を提供してお金をもらいたいのかを言語化し続けます。
フリーランスでこれが見つかった人は、人に紹介されやすくなったり、チャンスが舞い込んできやすくなります。なぜならは周りの人から見てその人が「何がしたい人」「応援すると将来こんな絵を見せてくれる」と自然と協力を得られやすくなり、どんどん成長の機会が舞い込んでくるようになります。
多くの社会人の場合、そもそも自己分析をできる時間すら確保できてないというケースが多いので、ここに時間を投資する大事さをお伝えしています。
今から挑戦することの相談ができるか?

人が集まるコミュニティの醍醐味はなんといっても「集合知」です。何かをやりたい、叶えたいと思ったときの情報を得るスピードやそれに対する感想などすぐさま手に入るのはとても心強いです。
もしもコミュニティに属する場合、この集合知をどのように使えるのか知っておいたほうがいいでしょう。
- 自分作った絵やデザインにフィードバックが欲しい
- A案・B案で悩んでるので感想付きで教えて欲しい
- 皆さん最近はやっている「○○」って知ってますか?
- 今度「○○」しようと思いますが、興味ある方いませんか?
- WebサイトやYouTubeチャンネルの数が増えなくて悩んでますが印象教えて下さい。
- この仕事、皆さんだったらいくらで受けますか?
SNSで聞けるようなライトなものから、クローズドでしか聞けないような質問まで含めて聞ける環境があるのかは大きな差になります。
どれだけ有名で人数が多くても一方通行な情報だとただのメルマガみたいなものですし、参加者が投稿できるとはいえそれが宣伝や自慢ばかりとなると意味がありません。

TheCreativeはクリエイターを中心としたコミュニティであるため、ブレスト力が一般人と比べて高い傾向にあると感じています。気軽に投稿してもらえば返事がもらえますが、Slackに「とりあえず相談」「ちょっと見て欲しい」というチャンネルをご用意しています。
また、毎週木曜日の夜に開催されているワークでは商品開発や企画のブラッシュアップをメインにしているため、
・新しいサービスを打ち出したい!
・Webサイトをリニューアルしたい!
・YouTubeチャンネルを立ち上げたい!
といった様々なチャレンジに対して、本当にビジネスのコンサルのようにたくさんの意見を出しあってより良いものにみんなで育て上げていく時間を用意しています。実際にここからサービスのネーミングや売り込むためのプレゼン資料、プレゼンの練習などなど様々な成長に繋げています。
どんな人がトップにいるのか?
非常に重要な問題として、トップの人が何をしている人なのかはコミュニティの文化形成で非常に重要です。当然グラフィックデザイナーさんがトップに立つコミュニティだとデザインの話がメインになりますし、プログラマーさんのコミュニティだと当然IT・プログラミング・開発の話がメインとなります。
コミュニティのトップの人によって色が大きく変わりますので、自分が相談したい話題が相談可能なのかはとても重要になります。オラオラ系なのか、みんなで仲良く系なのか、それともトレーニング重視なのかによって大きく変わるでしょう。

TheCreativeのトップのカッシーはもともとフリーランスのWebデザイナーでWeb、特にWordPressに関してはメディアや会員サイトの構築経験も多く、技術だけじゃなくてSEOや申し込み率アップなどにも知見があります。
様々なクリエイティブディレクションもしているので、イラストやデザインからWebサービス開発までクリエイターやプログラマーの多くの相談に載っています。
そのため、TheCreativeではデザイン、プログラミング、事務職、マーケティングなど様々な業種の人が集まっているのですが、カッシーが全体のハブになることで別業種の話せる共通言語や居場所づくりなどが特徴です。
その結果として、クリエイター祭りのような大規模なイベントワークも開催できるのが強みです。
全部を使いこなさくてもいい
色々と紹介させてもらいましたが、こんなにたくさんあると大丈夫かな?使いこなせるかな?と思うでしょう。
大丈夫です。必ずしも全部を利用する必要はありません。スポーツジムみたいに
- 有酸素運動したい人
- 筋肉をつけたい人
- 一緒に楽しくすごしたい人
- プロに相談したい人
など自分に応じたコンテンツを利用すればよいでしょう。何かあったときに大丈夫という安心を持って日々の活動に生かしてもらうことが大事だと考えています。
どうしていいかわからない人のためにコンテンツを使いこなすためのガイドブック(PDF)を作成したりと工夫しています。

一度、フリーランス支援のコミュニティを体験してみませんか?
TheCreativeでは毎週火・木曜日の集まりと、全体ワークとして毎月第2土曜日に開催しています。
全体ワークは
・3月 自主制作の作品発表会
・4月 今からチャレンジすることのプレゼン大会 など
フリラボとしては、悩んで困っているぐらいであれば一度体験に来て解決して入会は不要でも問題ありませんので、一度フリーランスの話を聞いてみたい、プロの人がどんな事考えてるのか知りたいという方はぜひ一度体験にお越しいただきたいです。
2013年からずっとフリーランス・クリエイターの幸せを考え続けて育てている環境をぜひ体験しに来てみてください。
